〜不動産屋の私が居場所をつくったわけ〜
千の音(せんのと)をはじめた理由を、
今日は少しだけお話ししたいと思います。
私は普段、いわき市で不動産の仕事をしています。
家や土地の売却、相続のご相談など、
これまで本当にたくさんのお話を伺ってきました。
その中で、ずっと心に残っていることがあります。
「すぐに売る答え」が出ていない方が、とても多かった
不動産の相談というと、
「売る」「買う」「いつまでに決める」
そんなイメージを持たれがちですが、
実際にご相談に来られる方の多くは、
まだ答えが出ていない状態でした。
- 売ったほうがいいのか、まだ迷っている
- 誰にも相談できずに時間だけが過ぎている
- 家族にどう話せばいいかわからない
「今日は決めなくて大丈夫です」
そうお伝えすると、
ホッとした表情をされる方がとても多かったのです。
その様子を見ながら、
「不動産の前に、話せる場所が必要なんじゃないか」
そんな思いが、少しずつ強くなっていきました。
家でもなく、役所でもなく、病院でもない場所
不動産の相談だけでなく、
日常の中で感じる不安や迷いは、
どこに持っていけばいいのかわからないことが多いものです。
- 家にいても、考えごとばかりしてしまう
- 役所や専門家に行くほどではない
- 病院に行くほど元気がないわけでもない
「ただ、誰かと話したい」
その気持ちを受け止められる場所があったらいいのに。
そう思ったときに浮かんだのが、
「居場所」という言葉でした。
千の音は、答えを出す場所ではありません
千の音は、
雀荘でも、ゲームセンターでも、
カラオケボックスでもありません。
勝ち負けや、上手・下手を競う場所でもなく、
何かを強制される場所でもありません。
- 静かに過ごしてもいい
- おしゃべりだけでもいい
- 誰かの話を聞いているだけでもいい
目的がなくても来ていい場所
それが、千の音です。
「すぐに決めなくてもいい」という安心感を
不動産の仕事を通じて、
私は何度も感じてきました。
人は、
「急がなくていい」
「今日は決めなくていい」
そう言われたときに、
初めて本音を話せることがあるということを。
千の音でも、
その空気感を大切にしています。
ちょっと話してみようかな、でいい
千の音は、
何かを始める場所というより、
立ち止まってもいい場所です。
元気な日も、
少し気持ちが沈んでいる日も、
どちらでも大丈夫。
「ちょっと話してみようかな」
そう思ったときに、
思い出してもらえる場所でありたいと思っています。
千の音は、
不動産屋の私が、
たくさんのご相談を受ける中で生まれた場所です。
これからも、
無理のない距離感で、
地域に寄り添っていけたらと思っています。
どうぞ、
気が向いたときに、
ふらっと立ち寄ってみてください。