「高く査定された=高く売れる」ではありません
最近、不動産の一括査定サイトをご利用される方が増えています。
スマホで簡単に複数の不動産会社へ査定依頼ができる便利なサービスですが、実際にご相談を受けていると、
- 「査定額がバラバラで何を信じていいかわからない」
- 「高い査定額を出されたけど、全然売れない」
- 「営業電話がたくさん来て疲れてしまった」
というお声も少なくありません。
今回は、いわき市で不動産売却を考えている方へ向けて、一括査定サイトを利用する前に知っておきたいポイントを、不動産会社の目線からわかりやすくお話しします。
一括査定サイトとは?
一括査定サイトとは、1回情報を入力するだけで、複数の不動産会社へ査定依頼ができるサービスです。
「少しでも高く売りたい」
「まずは相場を知りたい」
そんな時に便利な反面、査定額だけを見てしまうと注意が必要です。
査定額は“買取保証”ではありません
ここを誤解されている方がとても多いです。
不動産会社が出す査定額は、
「このくらいで売れる可能性があります」
という“予想価格”です。
つまり、
査定額=実際に売れる価格
ではありません。
特に、
- 土地の形状
- 接道状況
- ハザードマップ
- 駐車場の広さ
- 築年数
- エリア需要
などによって、実際の売れやすさは大きく変わります。
なぜ会社ごとに査定額が違うの?
これもよく聞かれる質問です。
実は、不動産査定には「絶対の正解」がありません。
例えば同じ物件でも、
- 「早く売れる価格」を重視する会社
- 「まずは高めでチャレンジしましょう」という会社
- 「自社で買主を探せそう」と考える会社
など、考え方が違います。
また、一括査定サイトでは他社と比較されることが前提なので、少し高めの査定額を提示する会社もあります。
しかし、高く売り出した結果…
- 問い合わせが減る
- 長期間売れ残る
- 値下げを繰り返す
- 「何か問題ある物件?」と思われる
という流れになることもあります。
実際は「最初の価格設定」がとても大切です
不動産は、売り出した最初の1〜2か月が特に重要です。
新着物件として注目される期間だからです。
このタイミングで反響が少ないと、
「価格が合っていないのかな?」
「条件が厳しいのかな?」
と市場から見られてしまうことがあります。
だからこそ、
“高く見せる査定”より、“売れる可能性を考えた価格設定”
が大切なのです。
残債がある場合は特に注意
住宅ローンが残っている場合、
「査定価格」だけで考えるのは危険です。
実際には、
- ローン残債
- 仲介手数料
- 抵当権抹消費用
- 引越し費用
なども考える必要があります。
そのため、
「いくらで売れたら手元にいくら残るのか」
「不足が出る場合どうするのか」
まで含めて相談することが大切です。
地元の不動産会社だからわかることもあります
いわき市でも、
- 平
- 泉
- 小名浜
- 内郷
など、エリアによって動き方はかなり違います。
ネット上のデータだけではわからない、
- 実際の反響状況
- 人気の学区
- 道路事情
- ハザード懸念
- 建築会社の動き
など、地域密着だからこそわかる情報もあります。
「まだ売るかわからない」でも大丈夫です
不動産のご相談というと、
「売ると決めてから行くもの」
と思われがちですが、実際はそんなことありません。
- 相続した実家をどうするか迷っている
- ローンが残っていて不安
- 空き家の管理が大変
- 住み替えできるか知りたい
そんな段階のご相談も多いです。
むしろ、早めに状況を整理しておくことで、選択肢が広がることもあります。
最後に
一括査定サイトは便利なサービスですが、
「査定額が高い会社=良い会社」
とは限りません。
大切なのは、
- なぜその価格なのか
- どう販売していくのか
- どんなリスクがあるのか
を、きちんと説明してくれる会社かどうかです。
千信不動産では、
「まずは話を聞いてみたい」
という段階のご相談も承っております。
無理な営業はいたしませんので、
いわき市で不動産売却をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。