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「自宅を売却してもローンが残る場合の対処法」

オーバーローンとは⁉

生活環境の変化などでローンの返済が苦しく、

ご自宅を売却されてローン返済も行おうと

考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんその場合は、売却額がローン残債を上回っていれば

何の問題もありません。

しかし、購入した家は購入直後から価値が下がり始めてしまうと

いうこともあります。

ご自宅の状態や周辺環境の変化によっても

その不動産の価値は変動してしまいます。

そのような状況の不動産では、

売却してもローン残債が残ってしまうというのは

決して珍しいことではありません。これを「オーバーローン」と呼びます。

例えば、ローンの残高は3000万円あるのに

家の売却額が1500万円にしかならない

といった状況のことです。

他にも、オーバーローンになりやすいケースはあります。

例えば、

1.頭金を入れずにフルローンで購入した

2.返済期間を25年以上の長期でローンを組んだ

3.土地の価格が安い場所に豪華な家を建てた。

4.中古物件を購入し、多額のリフォームローンを組んだ

といったケースです。

オーバーローンの状態ですと、差額を何らかの手段で補填しない限り、

簡単には売却することができません。

オーバーローン対処方法

それでは、オーバーローンになるときの対処方法を見ていきましょう。

大事なことは次の2点です。

・家を売却して残るローンはいくらになるか?

・残ったローンをどのように返済していくか?

まずは、「ローンの残債はいくらなのか?」

を把握することから始めましょう。

残債が不透明であれば、返済計画や返済プランを立てることができません。

残っている金額によって打つ手も変わってきます。

残債の返済方法については2つの方法があります。

1つ目は、「貯蓄などで返済する」方法です。

残債の金額によっては、貯蓄金額で賄えるというケースがあります。

その際は一括返済という手もあります。

ただ、貯蓄額と返済額が同一であった場合は

生活費や当面資金などとの関係もありますので

慎重に判断しなければなりません。

また、親族家族から借りて用立てる方法もあります。

利子などなく借りられる可能性もあるため、返済はしやすいのですが

トラブルにならないよう徹底して管理をしておく必要があります。

2つ目は、「住み替えローンを活用する」方法です。

マイホームなどの買い替えなどで、利用されるローンです。

融資額が購入不動産の価格より多くなり、支払い負担が増え、ローン審査も

通りにくくなるデメリットがある一方で貯蓄に手をつけることなく

オーバーローンの返済を行うことができる可能性もあります。

上記のような返済プランを事前にシミュレーションしておくことで

売却の際には慌てなくて済みます。

あとから、「想像していた金額と違う」となってしまわないよう、

事前の確認と、計画をしておき万全の体制で売却に臨むようにしましょう。

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