こんにちは、千信不動産の赤間です。
最近、お客様からこんなご相談をいただきました。
「マイホームを買いたくて住宅ローンを申し込んだのに、審査に落ちちゃったんです。理由がわからなくて……なぜなんでしょう?」
この疑問、とても多いです。実際に審査に落ちた方の多くが、「なぜ?」「どこがダメだったの?」と不安とモヤモヤを抱えてしまいます。
この記事では、**住宅ローン審査に落ちる“見えない理由”**について、できるだけわかりやすくお伝えします。
「審査に落ちた理由」は基本的に教えてもらえない
まず大前提として、金融機関は「審査に落ちた理由」を基本的に教えてくれません。
なぜかというと、
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各金融機関の審査基準は“企業秘密”
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明確な理由を伝えるとトラブルになる可能性がある
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総合的判断のため「この項目が原因」と断定できないことが多い
つまり、「審査に落ちた=信用がない」という単純な話ではないのです。
審査に落ちるよくある理由7選
それでは、よくある“住宅ローン審査に落ちる理由”を7つ紹介します。
「過去に携帯代を滞納してしまった」「リボ払いの返済が遅れた」
こういった情報は、信用情報機関にしっかり残っています。
これが原因で審査に落ちるケースは非常に多いです。
車のローン、教育ローン、消費者金融の借入、クレカのリボ払いなどがあると、「この人は返済能力が低い」と判断されやすくなります。
特にリボ払いは「隠れた借金」として要注意です。
年収300万円の人が、4000万円の住宅ローンを希望しても、金融機関としてはリスクが高すぎます。
目安としては、借入額は年収の5〜7倍以内が安全ラインです。
住宅ローンの審査では「安定した収入」が最重要。
そのため、
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転職して1年未満
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フリーランス歴が浅い
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勤務先が小規模企業で不安定
といったケースは、審査に通りにくくなる可能性があります。
住宅ローンには「団体信用生命保険(団信)」がセットになっています。
持病がある、過去に大きな病気をしたなどで団信に加入できない場合、ローンの審査が通らない可能性もあります。
実は、購入予定の物件に原因があるケースもあります。
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接道義務を満たしていない
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再建築不可物件
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建物が老朽化している
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所有権が不明確
このような物件だと、担保価値が低く見なされ、ローンが通らないことがあります。
意外と多いのがこのケース。
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住所や勤務先情報の記載ミス
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所得証明の添付漏れ
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口頭で話した内容と申告が食い違っている
金融機関はこうした「整合性」も非常に重視します。
審査に落ちたときにやるべきこと
信用情報機関(CICやJICC)で、自分の信用情報をチェックできます。
過去の延滞やリボ払いの残高などが確認でき、原因の特定に役立ちます。
住宅ローンの審査基準は、銀行によってバラバラです。
A銀行で落ちたけど、B信用金庫で通ったということは普通にあります。
一社落ちたからといって諦めるのは早いです!
不動産会社や住宅ローンアドバイザーに相談するのも有効です。
当社でも、審査に落ちたお客様に「次にどう動けばいいか?」のアドバイスをしています。
まとめ:理由がわからなくても“原因はある”
住宅ローン審査に落ちた理由がわからないと、不安になるのは当然です。
でも、必ず“原因”はどこかにあります。
そして多くの場合、それを解決する方法もあります。
諦めず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
もし、「自分の場合はどうなの?」とお悩みの方がいたら、お気軽にご相談ください。
よくある質問(Q&A)
Q. 一度審査に落ちたら、もう住宅ローンは組めませんか?
→ いいえ。他の金融機関に申し込んだり、一定期間待って信用情報を整えれば、再チャレンジは可能です。
Q. クレジットカードのリボ払いってそんなに悪いんですか?
→ 悪いというよりも、「残債が見えにくい」ため審査でマイナスになりやすいです。できるだけ早めに完済しましょう。
Q. 審査に落ちた後、どれくらい空ければ再チャレンジできますか?
→ 明確な決まりはありませんが、少なくとも1ヶ月〜2ヶ月空けるのが目安です。
最後に:住宅ローン審査の不安は、プロに相談するのが一番です!
「なぜ審査に落ちたのか?」を一緒に考え、解決方法を提案するのが私たちの役割です。
焦らず、しっかりと準備をして、夢のマイホームを一緒に実現させましょう!