~反響がなくても動いている不動産売却の裏側~
不動産の「定期営業活動」って何をしているの?
不動産を売りに出していると、
定期的に不動産会社から届く「営業活動報告」。
ただ正直なところ、
「反響はありませんでした」
という一文だけを見ると、
・本当に何も動いていないのでは?
・このまま任せていて大丈夫?
・他にもできることがあるんじゃない?
そんな不安を感じる方も少なくありません。
今回は、不動産の定期営業活動で実際に行っていることを、
いわき市で地域密着の不動産会社として、正直にお話しします。
反響がない=何もしていない、ではありません
まず一番お伝えしたいのは、
反響がない=営業していない、ではない
ということです。
不動産売却は、
「今すぐ買いたい人」と
「情報を集めている段階の人」
が混在する市場です。
表に見える問い合わせだけが、
すべてではありません。
定期営業活動で行っている主な内容
① ポータルサイト・掲載状況の確認
SUUMOやat homeなどの不動産ポータルサイトでは、
・表示順位
・写真の見え方
・キャッチコピーの印象
・競合物件との比較
を定期的に確認しています。
周辺で価格変更や新規物件が出た場合、
それだけで反響の流れが変わることもあります。
② 周辺相場・市場動向のチェック
いわき市内でも、
・エリア
・学区
・土地か建物か
・駐車場の有無
によって動きはまったく違います。
「今は全体的に動きが鈍い時期なのか」
「このエリアだけ少し反応が出始めているのか」
こうした市場の温度感を見ながら、
売主様に共有できる情報を整理しています。
③ 写真・見せ方の見直し
反響が少ない場合、
まず見直すのは「価格」ではありません。
・写真が暗くないか
・生活感が強すぎないか
・季節感が合っているか
実は、写真1枚で反響が変わることも珍しくありません。
必要であれば、
撮り直しや掲載順の調整も行います。
④ 水面下での情報提供
定期営業活動には、
数字に見えにくい動きも含まれます。
・他社さんとの情報交換
・ハウスメーカー・建築会社への紹介
・条件に合いそうなお客様への個別案内
すぐに結果が出なくても、
こうした積み重ねが、
「ある日突然の問い合わせ」につながることがあります。
定期報告は「急かすため」ではありません
千信不動産では、
定期営業活動報告をとても大切にしています。
それは、
・早く売ってもらうため
・判断を迫るため
ではありません。
売主様が、今の状況を正しく知った上で判断できるようにするため
のものです。
今すぐ売らなくても大丈夫です
不動産売却は、
「今すぐ売る」か
「少し様子を見る」か
を選べるものです。
定期営業活動報告は、
その判断材料の一つ。
反響がない時期があっても、
それ自体が失敗ではありません。
まとめ|見えないところで、ちゃんと動いています
定期営業活動とは、
・反響の有無を伝えるだけの報告ではなく
・市場を見て、考えて、調整する時間
だと考えています。
数字に見えない部分も含めて、
一つひとつ積み重ねながら進めています。
不安なこと、気になることがあれば、
いつでも遠慮なくお声がけください。
話すことから、道がひらけます。
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