不動産売却

誤解されても、誠実に向き合う

― 相続トラブルの中で感じたこと ―

不動産の仕事をしていると、「人の想い」と「現実」の間で
ゆれる瞬間に、たびたび出会います。

たとえば、相続が関わる物件。
売却に至るまでには、名義や権利関係だけでなく、
ご家族それぞれの思いが複雑に絡み合います。

そんな中で、どんなに一生懸命動いても、
「誤解されてしまう」ことがあります。


💭 一生懸命、問題を解決しても伝わらないことがある

ある相続物件の売却をお手伝いしたときのこと。
私たちは、複数の相続人の方々とのヒアリングを行い、

司法書士と連携して
書類・登記・日程を丁寧に確認して進めていました。

しかし、取引後になって、
遺産分割の支払いを受けられなかった相続人の方がいらっしゃいました。
肝心の売主が約束どおりの配分をせず、連絡が取れなくなってしまったのです。

当然、その方にしてみれば納得できない気持ちは当然です。
けれども、その怒りの矛先が
「関わった不動産会社」へ向いてしまうことがあります。


⚖️ 相続不動産は「家族の問題」を映す鏡

相続不動産の売却は、ただの手続きではありません。
それは「家族の関係」や「これまでの時間」を整理する行為でもあります。

・相続人の数が多い
・遺産分割の話し合いがまとまらない
・名義が故人のままになっている

──こうした状態では、売却を進めることはできません。

不動産会社は、どちらかの立場に偏ることなく、
登記・契約・引渡しが法律上安全に行われるよう整える立場
です。

けれども、肝心の支払いが滞ったり、
相続人同士の関係が悪化したりすると、
「誰かが悪いに違いない」と考えたくなるのも人の心です。

そして、その矢が
“関わった会社”に向いてしまうこともあります。

正直、悔しいです。
でも、そうした感情の行き違いまで
完全に防ぐことはできません。

だからこそ、千信不動産は
せめて正しいことを正しく行う
その一点をぶらさずに取り組んでいます。


🪶 誤解されやすいからこそ、誠実さを重ねる

口コミや噂の世界では、背景や経緯までは伝わりません。
読む人は「一方の言葉」だけを見て、
会社の印象を判断してしまうこともあります。

でも、私たちは知っています。
誠実に対応すれば、必ずわかってくれる人がいることを。

その一人の「ありがとう」が、
何よりの励みになります。

🌸 「最後まで付き合ってくれて本当に助かった」
そんな言葉が、どんな評価よりも心に残るのです。


📘 相続物件を売る前に、確認してほしい3つのこと

  1. 相続登記(名義変更)は完了していますか?
  2. 全ての相続人の同意は取れていますか?
  3. 売却の窓口となる方をきちんと決めていますか?

これらが整っていないまま進めてしまうと、
あとで「知らなかった」「聞いていない」という
トラブルにつながります。

千信不動産では、
こうした事前確認を徹底し、
必要に応じて司法書士・税理士と連携して対応しています。


🌼 誤解よりも、“信頼の積み重ね”を

不動産の仕事は、時に人の感情の真ん中に入ることがあります。
だからこそ、結果よりも「どう向き合ったか」を大切にしています。

誤解されても、八つ当たりされても、
誠実さだけは絶対に手放さない。
その姿勢を、これからも変えずに続けていきます。

千信不動産は、
“取引ではなく、ご縁の橋渡し”をしていく会社でありたいのです。


📞 相続や名義のご相談もお気軽に

どんなに複雑な相続でも、
「何から手をつけていいか分からない」状態からサポートします。

司法書士や税理士との連携で、
名義変更から売却までワンストップでご案内いたします。

📍 千信不動産(ちのぶ不動産)合同会社
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📩 メール・DMでもご相談可能です。

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