はじめに|相続した家をどうする?
親や親族から家を相続したとき、多くの方が最初に悩むのは「この家をどうするか」という問題です。
そのまま住む、貸す、リフォームする、売却する…選択肢はいくつもあります。
しかし、実際には 空き家のまま放置してしまうケースが多い のが現状です。
空き家を放置すると、以下のような問題が発生します。
- 固定資産税や維持費の負担が増える
- 建物が老朽化し倒壊リスクが高まる
- 雑草や害虫、放火の危険で近隣トラブルにつながる
- いざ売ろうと思っても価値が下がっている
こうしたリスクを避けるために、多くの方が選ぶのが 「相続した家の売却」 です。
ここでは、相続不動産の売却の流れや注意点をわかりやすく解説します。
相続不動産を売却するまでの基本ステップ
① 相続登記を済ませる
まず確認すべきは「不動産の名義」です。
名義が故人のままでは売却はできません。相続登記(名義変更) を法務局で行う必要があります。
- 単独相続の場合 → 相続人1人が名義変更
- 複数相続人の場合 → 相続人全員の合意で名義を決定
司法書士に依頼するのが一般的で、費用は10〜20万円程度が目安です。
② 不動産の査定を受ける
次に必要なのが 「この家はいくらで売れるのか」 を知ること。
不動産会社に依頼すれば無料で査定を行ってもらえます。
査定には大きく分けて2種類があります。
- 机上査定:データや周辺相場を基に算出(簡易的・スピード重視)
- 訪問査定:現地を調査し、建物状態や立地を詳しく反映(精度が高い)
千信不動産ではいわき市の売却実績をもとに、地域相場に即した査定を行います。
③ 相続人間での話し合い
相続人が複数いる場合、売却するかどうかの意思決定 が必要です。
「住みたい」「貸したい」「すぐ売りたい」など意見が分かれることも少なくありません。
この段階で揉めると、売却が長期化してしまいます。
💡 ポイント
- 早めに全員で話し合う
- 売却代金の分配方法を明確にする
- 第三者(弁護士・不動産会社)に同席してもらうのも有効
④ 売却活動の開始
不動産会社と媒介契約を結び、売却活動がスタートします。
売却活動には以下の方法があります。
- 不動産ポータルサイト(SUUMO・アットホームなど)への掲載
- 店頭広告・折込チラシ
- 現地への看板設置
- 登録済み購入希望者への紹介
いわき市の場合、新築用地としての需要も高いため、築古の家でも土地価値で売れるケースがあります。
⑤ 売買契約・引渡し
購入希望者が見つかったら、条件交渉を経て売買契約を結びます。
その後、
- 売買代金の授受
- 所有権移転登記
- 物件の引渡し
といった流れで売却は完了です。
相続した家を売却する際の注意点
相続税との関係
相続から3年10か月以内に売却すると「取得費加算の特例」を使える場合があります。
これにより譲渡所得税を大幅に減らせることがあります。
空き家の特例
被相続人が一人暮らしをしていた家を相続し、一定条件を満たして売却すると、
最大3,000万円の特別控除 が受けられる制度もあります。
税金面の特例を活用できるかどうかで、手元に残る金額は大きく変わります。
よくあるご相談(いわき市での事例)
- 「遠方に住んでいて管理ができない」
➡ 鍵の受け渡し・立会いも千信不動産で代行可能 - 「古い家だから売れないと思っていた」
➡ 解体せずに土地として売却した実例多数 - 「兄弟と意見が分かれている」
➡ まずは相場を知り、冷静に判断できるようサポート
まとめ|まずは相談から始めましょう
相続した家を売却するには、登記・査定・合意形成・売却活動など、いくつものステップがあります。
専門的な知識が必要な部分も多いため、地域に精通した不動産会社に相談するのが一番の近道です。
千信不動産では、いわき市に特化した査定と売却サポートを行っています。
「相続した家をどうすればいいか迷っている」方は、まずはお気軽にご相談ください。
📞 0246-38-3576
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