実家を相続したら考えたい「不動産の分け方と注意点」
はじめに
こんにちは、千信不動産の赤間です。
「親が亡くなったあと、実家を兄弟でどうするか決まっていない」
「空き家になった実家を売る?貸す?誰が住む?」
そんなお悩み、いわき市でもご相談が増えています。
実は、不動産相続は現金の相続よりもトラブルになりやすいんです。
この記事では、兄弟や親族と揉めないためのコツや不動産の扱い方について、現場でよくある事例を交えて解説します。
1. 相続トラブルは「空き家のまま」から始まる
実家を誰も使わずそのままにしていると、次のような事が起こりがちです。
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相続人の誰かが勝手に住み始める
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売却の話を持ちかけても、他の兄弟が反対
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管理や固定資産税の負担を巡って不満が募る
つまり、「使っていないのに名義が複数」な不動産は、モメやすいんです。
2. 兄弟で共有するとモメやすい理由
実家の土地建物を兄弟で共有名義にするのは要注意。
なぜなら…
✅ 1人でも反対すると何も進まない
売却・賃貸・解体など、共有不動産は全員の同意が必要。
1人でも「まだ売らない」「貸したくない」と言えば、話が進みません。
✅ 管理・費用・税金の分担が不公平になりがち
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誰かが代表で管理しているのに、他の兄弟はノータッチ
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固定資産税を誰が払うかで揉める
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建物が古くなり、修繕費の負担でもめる
こうした不公平感が、兄弟の関係を悪化させる原因になります。
3. 実際にあったいわき市の事例
千信不動産でも、こんなご相談がありました。
【ケース1】売却に同意しない兄がネックに
「相続人は3人。2人は売却希望なのに、長男が『思い出があるから』と反対」
→ 話し合いが難航し、家はさらに老朽化。最終的に解体せざるを得なくなった。
【ケース2】長年放置で税金だけ払い続けた
「兄弟で共有相続したが、誰も住まず10年以上放置」
→ 固定資産税を誰も払わず、滞納に。市から督促が届き、トラブルに。
4. モメないためにできる5つの対策
(1)相続前に「家をどうするか」を話し合っておく
親が健在なうちに「将来この家はどうする?」という話をするのはとても大事。
抵抗があるかもしれませんが、あとで揉めるよりずっと平和です。
(2)売却や賃貸など「方針を早めに決める」
相続後、気持ちの整理がつくまで時間がかかるのは当然ですが、
1年以内に方針を決めるのが理想。
家の劣化や費用負担を避けられます。
(3)共有ではなく「1人に名義をまとめる」ことを検討
不動産は共有よりも「単独所有」にして、
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他の兄弟には代償金(買い取り金)を支払う
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現金など別の資産で調整する
という方法もあります。税理士や司法書士と連携して進めるとスムーズです。
(4)遺言書を作ってもらう
親が「誰に何を残すか」を明確に書いた遺言書を用意してくれると、相続はぐっと円滑に。
公正証書遺言なら法的効力も強く、争いを防げます。
(5)専門家に早めに相談する
「誰に聞けばいいかわからない…」という方は、不動産会社、司法書士、税理士、弁護士に相談を。
千信不動産でも、いわき市の相続相談を多数サポートしています。
5. 相続した空き家の売却も視野に
相続した実家が空き家のままであれば、売却という選択肢は非常に現実的です。
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今の家の価値を査定してみる
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買い手がつきやすいか相談してみる
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税金(譲渡所得)や費用の確認をする
「兄弟みんなで納得できる出口戦略」を立てることが大切です。
✅ まとめ|家族のために、今こそ「話す・動く」
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不動産は共有名義だと揉めやすい
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早めの話し合いと方針決定がカギ
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専門家に相談しながら、兄弟全員が納得できる形を考えましょう
💬 相続した空き家、どうするか迷ったら?
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兄弟の間に立って説明も可能です
相続でもめないために、今できることから一緒に考えましょう!