こんにちは、いわき市の千信不動産(ちのぶふどうさん)です。
不動産の購入を検討する際、多くの方が利用する「住宅ローン」。
その中でも「事前審査に通った=もう契約できる」と思ってしまう方が少なくありません。
実はこれ、大きな誤解です!
今回は、住宅ローンの「事前審査」と「本審査」の違い、そして
事前審査通過後でも契約前に知っておくべきポイントを、わかりやすくご説明いたします。
◆ 住宅ローンの「事前審査」とは?
まず、住宅ローンには2つの審査があります。
✅ 1. 事前審査(仮審査)
銀行や金融機関が、申込者の収入・年齢・勤務先などの基本情報をもとに
「この人に貸しても問題なさそうか?」をざっくりと判断するもの。
物件の詳細や担保価値まではまだ見ません。
つまり、あくまで“仮”の段階。
✅ 2. 本審査(正式審査)
購入物件の情報(担保評価)や詳細な書類(源泉徴収票、住民票、登記簿など)を提出し、
金融機関が「本当にこの人にこの家を担保に貸してよいか」を判断するもの。
本審査に通ってはじめて、融資が“確定”するのです。
◆ 「事前審査に通ったから契約しても大丈夫」は危険!
実際の現場でよくあるのが…
「住宅ローンの仮審査は通ったので、安心して契約を進めました」
→ でも本審査で否認されてしまった…
というケース。
その場合、売買契約をキャンセルせざるを得ない状況に。
しかも内容によっては、手付金が戻らないリスクもあるのです。
◆ なぜ本審査で落ちることがあるの?
事前審査では見られなかった内容が、本審査では厳しくチェックされます。
たとえば…
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他に借入がある(車のローン、カードローンなど)
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申告した収入と、提出書類に差異がある
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勤務先の勤続年数や契約形態の不一致
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物件の担保評価が想定より低かった
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同居予定者の信用情報に問題がある(連帯保証人など)
などなど、本審査では“正確な情報”をもとに判断されるため、
事前審査では見えなかったリスクが浮き彫りになることがあるのです。
◆ 売主さまにとっても重要なポイント
実はこの“事前審査通過=契約OK”という誤解は、
売主さま側にも影響を及ぼします。
たとえば…
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「買付証明が入ったから、もう売れたと思っていた」
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「急いで荷物の整理を始めた」
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「次の住まいの契約をしてしまった」
でも、その後に本審査が通らず白紙になることも。
だからこそ、千信不動産では、
事前審査通過だけで契約を急がないようアドバイスしています。
◆ 千信不動産が大切にしていること
私たちは、単に売買を成立させることよりも、
「トラブルのない、安心なお取引」を一番大切にしています。
そのため、
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事前審査通過時点での契約リスクを丁寧にご説明
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本審査が通るまでのスケジュール管理
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申込内容の確認や、金融機関とのやり取りのサポート
など、買主さま・売主さま双方に寄り添いながら進めていきます。
◆ まとめ:事前審査=ゴールではありません!
住宅ローンの事前審査は「スタート地点」に過ぎません。
本審査が通って初めて、契約を進める安心が得られます。
だからこそ、
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買主さまは焦らず冷静に
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売主さまはしっかりと状況を確認しながら
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不動産会社は、正確で丁寧なサポートを
これが、あとで後悔しないための一番の近道です。
📞 いわき市で不動産購入・売却をご検討中の方へ
千信不動産では、お客様一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを心がけています。
「住宅ローンが通るか不安」
「いつ契約したらいいのか判断できない」
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