こんにちは。不動産売買専門の千信不動産です。
不動産の売却にはさまざまな理由がありますが、「住み替え」を目的とした売却はとても多くの方が経験する場面です。この記事では、住み替えによる不動産売却について、転勤、家族構成の変化、老後の住み替えなど、具体的なケースを交えながら、わかりやすくご紹介していきます。
1. 住み替えとは?その基本を理解しよう
まずは「住み替え」という言葉の意味を正しく理解しておきましょう。
住み替えとは、現在住んでいる住宅を売却し、別の住宅に移り住むことを指します。住み替えには主に以下の2つのパターンがあります。
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買い先行型:新しい家を先に購入してから、現在の家を売却する
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売り先行型:現在の家を売却してから、新しい家を購入する
それぞれにメリット・デメリットがありますが、ライフスタイルや経済状況によって最適な選択が異なります。
2. 住み替えが必要になる主な理由
住み替えを検討するきっかけは人それぞれですが、主な理由を以下にまとめました。
もっとも多いのが、仕事の都合による引っ越し。とくに大手企業にお勤めの方は、数年おきの転勤があることも。
▶︎ 事例:東京から福岡への転勤
35歳のサラリーマン男性・Aさんは、東京都内のマンションを所有していましたが、福岡へ転勤が決定。単身赴任ではなく家族とともに引っ越すことに。賃貸に出すことも検討しましたが、管理が難しく売却を選択。結果的に福岡で希望に沿った一戸建てを購入しました。
このように、転勤が決まってから短期間で売却と購入を同時に進めるケースでは、スケジュール調整が非常に重要になります。
家族が増える、あるいは子供が独立するなど、家族構成の変化も住み替えを考える大きなきっかけになります。
▶︎ 事例:マンションから戸建てへ住み替え
30代夫婦のBさんご夫妻は、第一子の誕生をきっかけに、2LDKの分譲マンションから郊外の3LDK戸建てへ住み替えを決断。騒音やベビーカーの問題などを考慮し、庭付きの家での子育て環境を重視しました。
また逆に、子供が巣立ち夫婦2人の生活に戻ると、「今の家は広すぎる」と感じることもあります。
▶︎ 事例:戸建てから駅近マンションへ
60代のCさん夫婦は、築30年の一戸建てに長年住んでいましたが、階段の上り下りが負担に。子供たちも独立したため、便利な駅近のバリアフリーマンションへ住み替えることにしました。
このように、「今の住まいが自分たちの生活スタイルに合っているか?」を定期的に見直すことが大切です。
住み替えを成功させるには、「タイミングとスケジュール管理」が肝心です。
【ステップ1】売却か購入、どちらを先にするかを決める
どちらを先に行うかで、流れがまったく変わります。
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売り先行:資金計画が立てやすい/仮住まいのリスクあり
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買い先行:住まいの空白期間がない/二重ローンのリスクあり
【ステップ2】売却価格の査定を依頼する
複数社に査定を依頼し、相場を把握しましょう。机上査定(簡易査定)→訪問査定へ進むのが一般的です。
【ステップ3】売却活動スタート
不動産会社と媒介契約を結び、販売活動を開始します。内覧対応や価格交渉も始まります。
【ステップ4】買い先の選定・契約
住み替え先の物件探しも並行して行います。ローンの仮審査を済ませておくとスムーズです。
4. 住み替え時の資金計画|「売却益」と「住宅ローン残債」
住み替えでは、資金計画が最大のポイントです。
【チェック1】今の家の住宅ローン残債はいくら?
残債が売却価格を下回る場合、「オーバーローン」となり、自己資金での補填が必要です。
【チェック2】売却益にかかる税金は?
売却益(譲渡所得)が発生する場合、一定の税金(譲渡所得税)がかかります。ただし以下のような特例もあります。
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3,000万円特別控除
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買い換え特例(※要件あり)
【チェック3】新たな住宅ローンの審査に通るか?
売却前に次の家を購入する場合、「二重ローン」となり、審査が厳しくなることも。金融機関と相談しながら進めましょう。
5. 住み替えに失敗しないためのポイント
住み替えは「売る」「買う」の2つを同時に進める必要があり、想像以上に大変です。失敗しないためには以下の点に注意しましょう。
ポイント1:無理のない資金計画を立てる
住み替えでは「今ある資産」と「これから必要になる資金」のバランスがとても重要です。余裕を持った計画を立てましょう。
ポイント2:信頼できる不動産会社を選ぶ
売却と購入の両方をスムーズに進めるには、経験豊富な不動産会社のサポートが不可欠です。実績や口コミも参考にして、信頼できる担当者を見つけましょう。
ポイント3:仮住まいも選択肢に入れる
どうしてもスケジュールが合わない場合は、短期間の仮住まいを検討しましょう。特に売り先行の場合は現実的な手段です。
6. よくある質問(Q&A)
Q1. 売却と購入を同じ不動産会社にお願いするべきですか?
A. 同じ会社に依頼することで、スケジュールの調整や交渉がスムーズになるメリットがあります。担当者と信頼関係を築くことが大切です。
Q2. 家が売れなかったらどうする?
A. 時期や価格設定を見直す必要があります。賃貸に出すことも選択肢として考えられます。
Q3. 買いたい家が先に見つかってしまった!
A. 買い先行で進めるか、住宅ローンの仮審査・つなぎ融資の相談を。売却活動も並行して進めましょう。
7. 千信不動産のサポート|住み替え成功事例をご紹介
当社・千信不動産では、これまでに数多くの住み替えサポートを行ってきました。ここで実際の成功事例をご紹介します。
▶︎ ケース1:いわき市から東京へ転勤、戸建売却&東京のマンション購入
30代のご夫婦が転勤を機に住み替えを決意。当社がいわき市での売却を担当し、東京の不動産会社と連携して無事に購入。転勤に伴う短期間での売却でしたが、スケジュール通り進行しました。
▶︎ ケース2:定年退職後、平屋へ住み替え
70代のご夫婦が住んでいた2階建て住宅を売却し、生活動線が楽な平屋へ。お子様のいる首都圏近郊へ住み替え、老後の暮らしが安心になったとご満足いただいています。
8. まとめ|人生の節目にこそ、住み替えは前向きな選択肢
住み替えは「面倒」「大変」と思われがちですが、ライフスタイルを見直す良い機会でもあります。仕事、家族、老後——人生の節目には住環境の見直しがとても大切です。
その一歩を、信頼できるパートナーと一緒に進めていきましょう。
9. ご相談は千信不動産へお気軽に!
千信不動産では、いわき市を中心に不動産売却・住み替えを数多くサポートしております。住み替えは資金計画やスケジュール管理が複雑なため、早めの相談が成功の鍵です。
無料査定・住み替え相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。