1:売り出してから経過した期間はどのくらいか
適正価格での不動産の売却では、
3ヶ月程度が1つの目安になります。
例えば、売り出してから2ヶ月以上経っても
全く反響がないという場合があります。
また、2ヶ月半くらいで、
やっと買主様が現れた場合、
値引き交渉されたので断ろうと思っても、
次の買主様が現れるのが、いつになるか
わからないということがあります。
このような状況を考えますと、
値引き交渉には
許容範囲内で応じるのが得策と言えます。
逆に、売り出してから1ヶ月以内に
反響が返ってくることがあります。
その場合は、他の引き合いがくる可能性が
高いと考えられますので、よほど早急に
売却したいとき以外は、
数百万円単位の値引きには応じないで、
焦らずじっくりと待ってもよいでしょう。
2:値引き後の価格は相場から考えて妥当か
値引きをするとしても
値引き後の金額が、相場と比較して「妥当」であるか、
損はしないかを考えてみることです。
例えば、相場が6000万円の物件に対して
6000万円で値段設定をしているとします。
この場合は、値引きに応じてしまうと、
相場の価格より下がってしまい、
損をした気分にもなります。
このような状況を防ぐためにも
相場の金額を良く調べ、値引き交渉された時を考え、
売却金額を相場より高めにしておくことも
視野に入れ判断することが重要となります。
3:値引きをしたら、買主様は本当に購入するか
買主様は本当に
購入意思があるかを確認することです。
買主様の中には、検討するための要素の一つとして
値引き交渉をする場合があります。
せっかく値引きをしたにも関わらず
購入されないなら、交渉に割いた売主様の
貴重な時間が無駄になります。
このような状況を避けるためにも
「買付証明書(または購入申込書)」
「住宅ローンの事前審査の通過結果」
などの書類を買主様に提出してもらうようにしましょう。
この2つの書類で、買主様の購入本気度が
ある程度見えてきます。
真剣に検討していただける買主様だけに、
売主様も対応することができるようになります。
4:値引き後の価格で残債の返済はできるか
物件に残債が残っている場合、
物件を売却した資金で一括返済しなければならないため、
値引きした売却金額でも
返済が全てできるかを確認することです。
仮に、値引きした売却金額で、
残債の返済に不足が出た場合は
持ち出しが発生してしまいますので、
値引きをする時点で、
金額をしっかり考えるようにしましょう。
いかがでしょうか。
値引きへ対応をするときには、
以上4点に気をつけて行うことをおすすめします。
千信不動産からのメッセージ
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