隣地立会拒否!なぜ?
田舎でよくある境界不明な土地
不動産の取引には境界確定が義務化となりつつあります。
都会のほうでは、「あたりまえでしょ」
と思いますが、田舎ではけっこう曖昧にして不動産取引している方も
いるみたいです。
「境界はここ・隣地トラブルはない」とか言って
そんな不動産に隣接している土地売却の依頼を受けたお話です。
現地確認した際、公図と現地の形が明らかに相違していました。
その旨を土地のオーナーであるお客様にご相談したところ、
「えっそうなの?」と言うくらいで、
境界に対して、無頓着な様子
「今まで、お隣さんとのトラブルとかなかったのですか?」
との質問に、「ここに住んでいないからわからない。」
そこでお客様には、境界が明確でないと、
・購入者のほうで建築計画が立てられない。
・隣地トラブルにつながる。
・土地の値段が公簿面積に見合わない可能性になる。
などを
説明をし、費用がかかるので躊躇気味でしたが、
確定測量をすることに合意して下さりました。
隣地への挨拶
早速、測量屋さんに依頼し測量をしたのですが、
後日、測量屋さんからのお電話
隣の方が境界について、「ここは俺の土地だ」と言い張り
「サインに応じてくれないのでどうしましょうか?」という連絡。
唖然となりましたが、隣地者のお宅へ測量屋さんと訪問しました。
隣地者宅に伺ったところ、
・2年前にここ(中古戸建て)を購入して住んでいる。
・購入した時には、境界の事についてそんな話は聞いていない。
・○○さん宅からも、クレームやトラブルがなかった。
・ここは俺の土地だ
結構しんどい交渉でしたが、ひとつひとつ丁寧に説明し、
最後には、納得していただきサインをいただくことができました。
隣地とのつながり
決め手になったのは将来のことで、
「相続が起こって代替わりとなった時にまた同じ問題が起こるかもしれませんよ。」でした。
その後、不動産売却がスムーズにすすみ購入者が決まりました。
不動産売却には、隣地宅との繋がりが付きもので
これから、購入するお客様の事も考えて
丁寧なごあいさつは大事だと思いました。
千信不動産からメッセージ
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